マッチ棒ヒコーキ、本当に飛ぶのか? 飛ぶんだったらもう一回作って証明してみなさい!と言う天の声が響いたのでおっかなびっくり作ってみました。
全 長 | 51mm |
主翼長 | 70mm |
尾翼長 | 25mm |
このサイトを開いて以来、紙飛行機についての知識が以前に比べ若干増えましたが、そんな事考えてもいなかった小学生当時に戻って、まずは当時作ったように思い出しながら作ってみました。
使用した紙は名刺サイズハンググライダーでおなじみの福引補助券です。
・・・飛ばなかったんです。重心位置が後ろ過ぎるようです。(写真の機体は重心位置修正後。修正前は5mmほど前に主翼をつけていた。)当時のマッチ棒に比べ火薬の量が減ったのかな?確かこの位置に主翼を付けてたと思うんだけどなあ・・、なんて思いながら新しい主翼を切り出し、今度はちゃんとバランスをとってみるとフラフラながらも飛びました。でも、もっとすい〜っと飛んだはずです。V型の尾翼のせいかもしれません。ということでこの次は”復刻版 第2号機:グライダー型”で再挑戦です。
全 長 | 51mm |
主翼長 | 70mm |
尾翼長 | 20mm |
これこれ! この飛びかたです。ほぼ水平に ふい〜っ と飛んでいきます。皆さんにお見せしたいですなあ・・。まあ見事なものです。
のんびり飛んでいく姿がトボケていて、なんか能天気でなごみます。
全 長 | 58mm |
主翼長 | 30mm |
尾翼長 | 16mm |
「空飛ぶ鉛筆」を「空飛ぶマッチ棒」に。でもあんまり似ていない。
映画好きの方には 『ライトスタッフ』 でおなじみですね。実在したヒコーキ野郎”チャック・イエーガー大尉”がこいつで高高度飛行に挑戦していました。熱い、良い映画です。
見る人が見れば分かりますが、このF-104号はちょい投げでは墜落します。なにしろ実機の雰囲気を再現する為に主翼位置を重心よりかなり後退させているし面積も小さくしましたから。
揚力アップへの対策として水平尾翼面積を気持ち大きくし取り付け角度も多少大げさに後端を上げた状態にしてみました。
力強く投げるとぴゅ〜っと飛んでいきます。(実機も低速飛行は苦手だったようで着陸が難しく、多くのパイロットが命を落としたそうです。”スターファイター未亡人の会”があったとか無かったとか。)
投げ方によって多少ロールしてしまうのはしょうがないですね。
全 長 | 60mm |
主翼長 | 65mm |
尾翼長 | 35mm |
あんまり似ていないのはご愛嬌。何も見ずにちゃっちゃと作ったので。
スーッときれいに飛びます。
作り方みたいなもの
名刺ヒコーキに比べるととても簡単です。何しろ部品の一つが既に出来てますから。 部品を二つないし三つ切り出して貼っつける、それだけなので、ものの5分で完成します。 製作時間より、いにしえの存在となったマッチ棒を探す時間のほうが長いかもしれません。
まずマッチ棒を選びます。火薬は沢山ついている方がなんとなくバランスよく出来そうです。なるべくささくれの無いまっすぐなものを選びます。
主・尾翼を切り抜きます。紙は生命保険会社からもらったメモ用紙でも市販のコピー用紙でも、あまり厚くない紙であればいいでしょう。個性を出す部分はここしかありませんから、なにか楽しい事を考えながら鼻歌交じりに切り抜きましょう。
切り抜いたらはじめに水平尾翼、垂直尾翼を糊付けします。そして横にした鉛筆か何かの上に尾翼を付けたマッチ棒を交差するように乗せ、少しづつ動かしながら水平になる所を探します。水平になった時にマッチ棒が鉛筆と交差している点が重心ですので何かで印をつけておきます。その印に主翼の幅のちょうど真中を合わせて貼れば完成!
主翼に上反角をつけ、水平尾翼の後ろ端をちょっと上に捻ります。ほんの気持ち程度でいいみたいです。
以上はグライダー型の作り方ですが、デルタ翼のバランスのとり方は分かりません。今度作ってみて解明したいと思います。