card plane
第38号機:カラス型飛行器
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38_1
向かって右斜め上より俯瞰

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正面より 上より 横より


全  長 76mm
主翼長 90mm
尾翼長 16mm


生き物シリーズ第二弾。といっても、オリジナルはかの二宮忠八さんが100年以上前に作ったものです。本来のカラス型飛行器はゴム動力のプッシャー型プロペラ機なので、その機構周りもできるだけ再現しました(ゴム動力こそ付いてませんが)。
主翼にはキャンバーを再現したかったので胴体とは別パーツにし、なんとなく強度が必要と思われた鳥でいう首の部分と、尾翼の付け根部分は二重にしました。
それにつけても、おいらのはこりゃペンギン飛行機だなあ・・・。

「ま、一発では飛ばないだろう」と気持ちに保険をかけつつ、第一投目。案の定の激しいスパイラルダイヴ、飛びません。 さてさて、どうしましょうか。
上反角を足して、エレベータをすこしアップ。少しは浮くかな?どうよ!と投げた二投目はちょっとはマシになったような・・・。
重心位置が前過ぎだったので、鼻先を少し削ったり、細部を微調整して・・・なんてあれこれやりながら何度も投げてみた結果、投げ方によっては飛ぶようになりました。しかしいい加減に投げたらまず飛びません。ヨー方向の安定感がなく、左右の振り子運動が始まると止まりません。垂直安定板の役目を果たす部分といえば顔の部分しかありませんが、面積も貧弱だし、なにより重心より前にあっては逆効果かもしれません。

img オリジナルからは離れてしまいますが、ここで実験。
垂直尾翼を仮設します。重心位置を大きく変えないように大きさは控えめに。ではでは、改良後の第一投目を・・・それ。
ほおお、予想が的中!!計算どおりにしっかり飛んできます。
このように実験、検証、改良し、効果がその場で目に見える事の醍醐味。たまらんです。
改めて垂直尾翼の効果が分かりました。

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