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なぜに私は名刺ヒコーキを作り始めたのか？

小さい頃「学研の科学と学習」の科学のほうを買ってもらっていた。
何年生の科学だったか何月号だったかは忘れたが、そのあるページの余白部分に切り取り線があり、切り取った大小二つの紙片をマッチ棒に糊付けすると飛行機ができるというのだ。
がぜん興味が沸き、早速作って飛ばしてみたらこれが良くとんだ。
それからしばらく ”マッチ棒ヒコーキ” 作りに熱中し、いろんな形のものを十数機作ったがバリエーションのアイディアが尽き、やめた。
しまいにゃ「燃えながら飛ぶかな？特撮みたいに」などと思い擦って飛ばしてみたのもあったが、これは飛ばなかった。

よく飛ぶ紙飛行機〈Vol.1〉―切りぬく本 ダ・ヴィンチの飛行機をとばそう!

それよりもずっと前、多分小学校低学年の頃、父親がハガキを切り貼りして紙飛行機を作ってくれた。
紙を折りたたんで作る手軽な紙飛行機に比べ、この ハガキ紙飛行機 はとても精密で”立派な”物に見え、「この親父はヒコーキの飛ぶ理屈わかってる。オトナってすごい」と、しばし感動。


自分が大人になりそんなことを思い出しつつひとつふたつ作ったりもしたが、どうもマッチ棒飛行機の時のようにのめりこまなかった。

あるとき、職場が変わったり肩書きが変わったりして不要になった名刺を見つけ、捨てるのももったいないし、コレクション用にとっておくにしても二、三枚でいいなぁ、なんて考えていたが、ふと「名刺１枚でちゃんと飛ぶ紙飛行機作れるもんかなぁ。作ってみるか。」と思いつき、何気なく作ってみた。
記念すべき 名刺ヒコーキ第１号機 である。形は私の中では基本形の「グライダー型」であった。
眺めていると、ここをこうすればもうちょっとカッチョよくなるかも、とか、あんな形でうまく飛んだらおもしろいなぁなんて創作意欲がふつふつと沸いてきて２号機、３号機と、その後は怒涛のように作った。

なぜ熱中したか？
それは"名刺"という 限られたサイズの紙で作るという制約 の中であれこれ思案するのが楽しかったからであろう。あまり深くは考えていないが。
考えてみればマッチ棒ヒコーキも同じ理由で熱中したのだと思う。（ただしマッチ棒ヒコーキの場合、自分が手を下せる部分が少なくデザインまで制限された。結果、飽きた。）

存在理由がなくなり、ただくずかごに入れられるだけが残された最後の道だった一枚の名刺の中には、実は無限のデザインが秘められていたのである。そしてその可能性をいかに引き出すかは作り手次第。これは ロマン 。酒は飲んでも飲まれるな、と言うが名刺ヒコーキは作っても作らせられるな！まさに紙と己の真剣勝負だ。ナイス・ガイ のホビースピリット にライト・マイ・ファイア だったのである。
タフ・ガイ（ブロンソン） を自称する私の残された人生はこれからも沢山の山があり谷があるだろう。日のさすときもあればしょっぱい風の吹くときもあるだろう。それでも私には名刺がある。この世から名刺がなくなるまで私はカッターナイフを右手に名刺ヒコーキを作りつづける。
世界の幸せな人と喜びを、不幸な人と悲しみを分かち合いつつ。

終盤ふざけてごめんなさい。

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当サイトの栄光 （上が最新です）

2002年2月1日開設以来、当サイトはちょこちょこいろんなメディアに紹介されました。更新のネタも無いのでお茶濁しで割と大手の紹介のものを披露します。（ちょっと自慢げに）

2007年9月21日
再びFMにて紹介される。今回は北海道の局　「 FM NORTH WAVE 」（←音量注意）さんの「 MORNING SCOPE 」という番組。
番組のブログ ではパーソナリティーさんによる名刺ヒコーキ製作の様子が載っています。

2005年8月13日
日経BP社 「日経ベストPC+デジタル」 9月号 「きっとヒットランキング」ページにて紹介される。

2004年10月25日
森博嗣 著 中央公論新社 刊　『ナ・バ・テア』　のしおりのデザインに名刺ヒコーキの図面が採用され、ひよこが作成する。

2003年1月29日
またまたソフトバンク パブリッシング社「Yahoo! Internet Guide」3月号 第1特集 に掲載される。どういう訳か Yahoo! さん関係には可愛がってもらってます。

2002年10月25日
日経BP社「日経ネットナビ」12月号「私の見つけたホームページ」にて紹介される。

2002年8月25日
ソフトバンク パブリッシング社「Yahoo! Internet Guide」10月号 「ベストウェッブガイド」コーナーに掲載される。

2002年7月15日
Lycos Japan 「今日のおすすめサイト」コーナーにて紹介される。

2002年7月12日
InterFM(76.1MHz)「Web Surfer」にて紹介され華々しくラジオデビューを果たす。この番組はYahoo! JAPANスタッフのオススメサイトを紹介しているとのこと。http://dir.yahoo.co.jp/Entertainment/Cool_Links/Surfers__Picks/Laura/
InterFM/2002_4_1/From_July/でも紹介されてます。

2002年7月8日
株式会社エンターブレイン発行『TECH Win』8月号「裏ネットアドレス帳」コーナーにて紹介される。

2002年5月15日
Yahoo！ Japan「今日のオススメ」コーナーにて紹介される。その日１日のアクセス件数はなんと5600件！恐るべしYahoo！ Japan。

2002年5月13日
Yahoo！ Japanに登録される。

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