力作がどんどん届いています。私などもう及ばない世界になってきました。うれしいなぁ。ほのぼの笑える作品なんかも有ったら、いいなぁ。
TAMOさん作 ”F・C(フライング・カード)、M-5”
フライング・カードはまさに空飛ぶ紙切れ! 面白いですね。
こういう意表をついた作品って大好きです。
>> 2〜3m、いい時は5mと、ぼろぼろの滞空ですが、こんなに
>> 上半角をつけてるにもかかわらずメチャゆれして飛びます。
>> このローリングを抑えることができれば、6m位は行きそうで
>> す。
ひっくり返したところ
M-5は・・・・
>> 25cm級の競技機を名刺サイズに縮小して、胴体を2枚重ねに
>> しただけの機体です。胴体が細い所で1mm程度なので組み立て&
>> 飛行時は冷や汗です。重りは前のF-2よりはましと思い針金を
>> カットしたものを貼り付けました。
>> 結果、機速は速く滞空時間は短い機体になりました。
>> 5m/秒ぐらいだと思いますが、分かりません。ですが、全長90
>> mm程度でもキャンバー、スタブティルト、取付け角などの調整
>> などは微塵も変わりません。(逆に難しい!)でも小さくして
>> も飛ぶことが分ったので、ヨシ!としましょう。
すっかり競技機と同じ要領で作られたという事は・・・調整次第ですごいことになるかも。
TAN@BEさん作
”なんちゃって飛燕””なんちゃってスピットファイアー”
>> “言い出しっぺとしての責任” を感じて作った・・・
そういえばちょっと前に掲示板でエクセルによる作図を提唱していましたね。それにしてもマッチ棒で作ってくれるとは嬉しいです。
>> あっという間に出来て、どちらもピュ〜ッと飛びました。
>> ・・・ お手軽だな。
でしょう?小さい飛行機入門にはいいかもしれませんね。
>> A4サイズの紙に印刷すれば、30機作れます。
>> ・・・ 多すぎるな。
ププッ
型紙も届いています。
欲しい方はここを右クリックして「対象をファイルに保存」を選択して下さい。
Northern stripeさん作 ”試行錯誤ヘリ1号”
でっでっ、出ちゃいました!名刺ヘリコプター!
前作の双胴機の飛ぶ姿に「行けるかも」と思って作ったそうです。
>> 作成後、100回巻きで斜めに上昇し、軽く天井にぶつかりました。
>> 以後、飛ばすたびにくるりと輪を描いて飛んだり、天井に突進して
>> 墜落したり、水平にスーっと飛んだり、空中でぐるぐる回って
>> 落ちたりと不安定な飛行を繰り返しています。
以下、詳細です。
使用材料 |
・名刺大の葉書用紙 ・ピアノ線(径0.35mm) ・極小丸ビーズ ・クリップ(ゴム止め部分 ピアノ線で可) ・極小円筒形ビーズ ・瞬間強力接着剤(ゼリータイプと液状タイプ) ・ンツの丸ゴムひもの中の細いゴム |
大きさ |
・ローター直径108mm ・回転翼の幅5.5mm ・動力部長さ62mm(ローター先端からゴム止め部まで) ・動力部筒の径 上部6mm 下部4mm ・二つのローター中心部の距離 約75mm ・全幅 186mm ・重さ 1.9g |
工夫した点など
>> ローターのピッチは小さいのがよい。ピッチが大きいとスラストが
>> 強くなって扱いに困ることが多い。
>> ローターの径はなるべく大きい方がよいと思われるので、
>> 回転部分を上下にずらして重ならせている。
>> ローターはピッチを決定した後、液状瞬間接着剤を全面に塗ってしみ
>> 込ませ、変形しないようにしている。かなりな強度を得ることができる。
>> あまりのうれしさに、妻や子どもに披露しましたが、
>> 「いやー!虫が飛んでるみたい。」とのきつい評価でした。
>> 「竹コプターみたい。」との子どもの声には、
>> 「それ、できるかもしれないな。」と本気で思ったりしました。
あはは!子供さんには何気ない一言でもNorthern stripeさんのアンテナにはビンビンに引っ掛かっちゃった訳ですね。
頂いたメールにはまだまだ野望が記されていました。ホント、恐ろしいまでの製作だましぃです。
Northern stripeさん作 ”試行錯誤ヘリ3号”
AHGGGGGGGGGGG!!! な、なんて事を・・・。これはヤバいでしょ。
こんなヤバい機体を作っておきながら、メールの始まりが
『ヘリ1号に続き、3号を作ってみました。』 なんて、軽すぎますよ!
・・・すみません、すこし落ち着きますね。
>> メーンローターを少しの間回転させてから手を放してやると、
>> 50センチメートルくらい浮き上がって、そのまま機体の方向は
>> 変えずに1メートルくらいぐるりと回って足下に降りてきました。
>> 2秒ほどしか飛びませんでしたが、ヘリ独特の飛び方をしたので、
>> 少し満足しております。
使用材料 |
・名刺大葉書(ほぼ使い切り) ・輪ゴム ・ピアノ線 ・クリップ4本(バラストを含む) ・ビーズ(丸形と円筒型) ・瞬間強力接着剤 |
大きさ |
・全長・・・・14.5cm ・全高・・・・9.0cm ・メインローター径・・・・13.4cm ・テールローター径・・・・3.6cm ・重さ・・・・2.9g |
備考 |
・プーリー大・・・・12mm ・プーリー小・・・・6mm |
工夫したことなど
>> プーリーを紙で作った。瞬間接着剤のお陰で丈夫にできます。
>> プーリーに架けるゴムは、手芸用の糸が巻いてある極細ヒモです。
>> 二つのローターの推力の加減は、スラストの影響力との兼ね合いを
>> みながら、気が遠くなるほど調整を繰り返しました。
>> ヘリ前部の重り(クリップ3個)は、最初は付けていなかったのですが、
>> あちこちとインターネットで調べていて、必要なことが分かり、
>> 残り紙を集めて作りました。
>> 3個で、ほぼホバリング状態、2個で後進状態、4個だと重すぎて
>> 急降下状態になります。
以上のコメントにNorthern stripeさんの苦労とアイディアが凝縮されています。まじめに感動すら憶えました。名刺でここまで出来るんですね・・・。
参考
・学校法人電子学園ホームページのテールローター付きヘリコプター
・飛行機工房のゴム動力ヘリコプターの開発
涙で、もうこれ以上キーボードを叩けません。
撮影を手伝ってくれた娘御に宜しくお伝えください。
Northern stripeさん作 ”切手飛行機”
ハイテク名刺ヘリを作ったと思ったら、今度は形はシンプルながらも切手飛行機ですと!?
>> 切手(80円切手)のぎざぎざの部分を除いた大きさ以内で飛行機を
>> 作ってみました。用紙は、普通のコピー用紙です。
>> 4メートルくらいはスイーっと飛びます。
>> ほんの少しの調整で、全く飛び方が変わってしまいます。
>> スーッと指で撫でるくらいでも、変わってしまいます。
案外飛ぶんですよね。私も「超ミニ2号」で実感しました。(私はバラストにホッチキスの針を使ってますけど)
これぐらい小さいと、使う紙で飛び方が大きく変わってきますね。
大きさ |
・全長・・・・24mm ・全幅(主翼幅)・・・・49mm ・水平尾翼幅・・・・8.5mm ・垂直尾翼高さ・・・・4mm ・重さ・・・・約0.11グラム |
小さな空気の流れにも大きく影響されるので、空調を効かせた部屋では飛ばせないですよね。
でも楽し〜。
TAN@BEさん作 ”PW−5” ”研三”
ここのところ、投稿される作品のクオリティー、オリジナリティーがメチャメチャ高いですね。 そして今回もまた。ご覧のみなさん、タンノーして下さい。
今回のPW−5は、以前スチレンペーパーで作られた作品の名刺ヒコーキ版ですね。
>> ツイーッといきます。 イラストレーター3作目です。
TAN@BEさんの事ですから、飛行は間違いないでしょう。
特筆すべきはイラストレーターも免許皆伝の段階を迎えている、ということです。
さらに研三
>> 『きちんとプリントアウトした名刺サイズの紙1枚で、
>> フライングスケールモデルを作るぞっ』 を達成しましたよ〜。
>> シュッと飛びます。
もうどうにでもしてっ!ってぐらいの、いつもながらの鬼気迫る完成度! 凄まじいです。
にもかかわらず、やはりメールの始まりは
『こんにちは。 2機、いきます。』 と脱力系。 このギャップがなんとも心地よいです。
さりげなく写っている手のひらがこの作品を生み出しているんですね。これぞゴッドハンド。
古田さん作
”名刺ハンググライダー1” ”名刺ハンググライダー2”
”ゼロ戦21型” ”レーサー20””飛行リング”
今回はいろいろ作ってくれましたね。 おっ、名刺ハンググライダーもある。
>> ハンググライダー1と2はお父さんからもらった
>> 名刺の中で1番軽いものを使って名刺で作れる
>> ギリギリの大きさです。
名刺ハンググライダーは難しかったでしょう?私は一時諦めましたからね。ようやく飛んだのがつい最近。2年がかりでした・・。
うまく飛んだのでしょうか。
>> ゼロ戦21型はプラモデルの設計図とラジコンを参考にしました。
>> 結構よく飛びます。
>> レーサー20は20秒飛びました。なので、レーサー20です。
>> 飛行リングは輪っかを飛ばしたかったので作りました。
>> 実は飛行リングはレーサー20の次によく飛びます。
飛行リングの飛ぶ姿を私は見た事がありませんが、あちこちのサイトを見る限り想像以上に飛ぶようですね。
私も今度作ってみよう(^^)
熊ザクロさん作
”はばたき機Mk.1” ”翼竜1号”
”はばたき機Mk.2”
すごい!皆さん凄すぎる! 名刺パタパタ飛行機!
詳細なコメントも頂きました。
はばたき機 Mk.1 (写真左)
>> 「はばたき機を作ろう」と意気込んで、まずなんとか形になったものが
>> コレです。
材料 |
・名刺サイズのケント紙 一枚 ・ピアノ線 少々 ・ビーズ 二個 ・普通の輪ゴム 一輪(?) ・セロテープ 少々 |
>> 関節部分にはセロテープを使いました。また、軸受けは瞬着で
>> ガチガチに固め、TA●IYAのセラミックグリスを塗って摩擦を軽減し、
>> ビーズをクランクとの間に挟みました。
>> 飛び方は、「羽ばたいて飛んでいる」というよりはむしろ「翼を
>> ばたつかせて滑空している」と言った感じです。
>> ただ、偶然重心設計が上手くいったのでしょうか、ツイーっと軽く
>> 7・8mは飛んでくれます。
はばたき機構のアップ写真。そう言えば掲示板でグリスの使用について尋ねられていた事がありましたね。なるほど、そういうことだったんですね。
はばたき機 Mk.2 (写真右)
>> はばたきから前進推力を出そうとMk.1を改設計したものです。
>> 主翼に後退角をつけ、はばたきによって撓ませて前進推力を
>> 出す筈でした。しかし翼の硬さの為か、全く前進推力が感じられ
>> ませんでした。むしろ後退角のためか、よたよたしていました。
翼竜一号 (写真中)
>> Mk.2の失敗から、私にしては珍しく「翼は柔らかくあるべきである」
>> という貴重な教訓を得ることができたので、翼に薄いグラフ用紙を
>> 張って「翼竜」とする事を考えました。それがこの「翼竜一号」です。
>> Mk.1をベースとして翼長を随分と伸ばし(260mm)、
>> それに合わせて尻尾も伸ばしました。
>> ほんの少しだけ前進推力が出ているようです。ただ、翼長を欲張った
>> せいでしょうか、ゴムをきつく巻かないとはばたいてくれません。
いやはや、今度は名刺飛行機が羽ばたいちゃいましたね!頂いたコメントによると研究の余地はまだまだ有りそうですが、コンセプトリーダーの熊ザクロさんに賛同した方々も交えて、部屋の壁から壁へ余裕で飛ぶものが出来るのもそう遠くは無いかもしれません。どこまで進化するんだ、名刺飛行機。