力作がどんどん届いています。私などもう及ばない世界になってきました。うれしいなぁ。ほのぼの笑える作品なんかも有ったら、いいなぁ。
箱犬ぱぴぃさん作 ”All Wing mini(オール ウィング ミニ)号”
ぱぴぃさんの二作目!ご自身のHPではお馴染みの全翼機です。
>>胴体つくらないでズルイぞぉって声が聞こえてきそうな名刺飛行機ですw
いーえ、胴体なしで作られている事の方がスゴイぞぉw
>>輪ゴム3連カタパルトで射出して飛行時間は10秒ちょいでした。
>>手投げもゴム用フックを持ってなげれば楽々です。
>>調整が決まればもっと飛行時間は伸びそうです。
う〜ん、やっぱりなんかスゴイぞぉ。
これがゴム用フックの画像
PDFとJPGで展開図も公開されていますので作ってみたい方は以下からどうぞ。
http://www10.ocn.ne.jp/~papiy/all_wing_mini.html
こっちをメインの画像にしたほうが良かったでしょうか?ラヴリーっす。
Tamuraさん作 ”ホルテン4号”
そうなんです。なぜか全翼機ばやりなんです。
ホルテン兄弟は太平洋戦争当時から全翼機を研究していたドイツの研究者で、終戦に開発が間に合わなかったホルテン9号機はアメリカに没収され、後にB-2の原型になったそうですね。改めて見てみるともろパクリです。
で、今回製作したTamuraさん曰く、全翼機は部品数も少なく製作時間は1時間ほど、そして飛行結果も良好だった、とのことです。
それと全翼名刺ヒコーキの特性として・・。
>>ほとんど垂直尾翼のない機体なので、エアコンの風で揺れだすと二度と
>>揺れが収まりません。セッティングはそれほど狂い易くはありませんが、
>>かなり神経使います。あとは力をいれずにゆっくりと投げると、翼だけ
>>がふらふらと飛んでいくように見えます。それに意外とスピードが出て
>>室内専用機ですが楽しめました。
説明上手ですね。なるほど、そんな感じなのか・・。
水平に(後方から)見た画像はこちら。
TAN@BEさん作 名刺ヒコーキ番外編 ”PW−5号”
TAN@BEさんの最新作は、なんと名刺サイズ『スチレンペーパー』飛行機です。という事で今回は番外編とさせて頂きました。
モデルのPW-5とは
「純粋にパイロットの腕の差だけで勝敗をつけるワンメイクの競技用に設計された、ポーランド製のグライダー」
ということです。皆さん色々知ってますね。
作ってみた感想として
>>“軽く、簡単に、綺麗に” 作れる、 三拍子揃った素材でした。
>>いつも悩む 「オモリ」 に、細いビニールチューブを
>>細工して、使ってみました。 結果は成功で、
>>・ 工作とバランスの調整が簡単。
>>・ 機首の破損防止になる。
>>・ 人にぶつかっても危険が少ない。
>>・ 比較的目立たない。
>>・ 安上がり。
いいことずくめの様です。
翼面荷重が軽いと調整次第で色んな飛ばし方が楽しめそうですね。これはこれで「有り」ですな〜。
そして彩色は油性のマーカーで、コクピット部分は紙でシールを作って貼っているそうです。流石。
最後に
>>『 ツイーッ! 』… っ、と行きます。
やった!
TAN@BEさん作 葉書ヒコーキ ”セスナ サイテーション号”
TAN@BEさんからもう1丁! 今度は葉書飛行機です。
セスナといえば、あのあまりにも有名なレシプロ機しか思い浮かばなかったんですが、こんなスタイリッシュな飛行機も作っていたんですね。
掲載にあたってちょっと調べたところ、現在のセスナ社の主力製品はこの『サイテーション』のような小型ビジネス機らしいです。
開発時期によって主翼の形、尾翼の位置等が違いますね。TAN@BEさんの作品は『サイテーション・ソヴリン』でしょうか。(なんちゃって)
しかし、この彩色の見事さ、仕上がりの丁寧さ。いつもながらホレボレします。
Y.N.さん作 ”陸上自衛隊U-182多目的機号(架空機)”
Y.N.さん、名刺飛行機の世界へようこそ。
しかし、えぇ〜!? 『陸上自衛隊』って書いてますよ!?お父上が自衛官とのことですが・・・少しもったいないような気がします。名刺コレクションに欲しいっス。
>>コンセプトは、「如何に残材をなくすか」と「自衛隊機を作る」。
やはり皆さんそこを通りぬけるワケですね。右から2つ目の写真に写っているのが残材です。素晴らしい。Nishiさんの”bmc01号”をどうやら抜きましたね。
>>機首にはホッチキスの針を重りに搭載しています。
>>強く押し出すと、比較的キレイに飛びます。
>>水平尾翼の補強と、胴体接合部の補強のせいで、
>>重心位置が後ろになってしまいました。
次回への課題ですね?
全長:143mm
主翼長:182mm
主翼付け根長:13mm
主翼端長:7mm
水平尾翼長:61mm
水平尾翼付け根長:13mm
水平尾翼端長:7mm
垂直尾翼長:18mm
垂直尾翼付け根長:20mm
垂直尾翼端長:17mm
卒論書き終わったらまた作ってみて下さい。楽しみにしています。
おっとと、宣伝もしておきますか。
Solitude Plus
熊ザクロさん作 ”メーベ号”
ナウシカでお馴染みの【メーベ】です。言わずもがな、ですね。
宮崎駿さんの描く飛行機って勿論架空のものなんですが、実はちゃんと空力考えて描いているんじゃないだろうか、と思っていつも見ていました。熊ザクロさんも同じ考えだったのでしょうか、作ってみたんですね。しかも3D、ディテールも以下の様に忠実に再現!
>>胴体部分が膨らんでます。(本当に申し訳程度ですが)
>>内翼・外翼・エルロンと胴体部分を分けて切りだし、ボンドで接着しました。
>>上下の操縦把や長銃・剣と収納スペース、ジェット噴射口も再現しました。
名刺との比較
すごい。 と、飛び具合は!?
>>細部まで再現したのは良かったんですが、重心が後によりすぎて
>>ほとんど飛びません。
>>機首に重りを載せると、フラフラと(気持ちよく?)飛んでくれます。
重心が後ろ・・・う〜む、絵を見ているだけではさすがに設計コンセプトまでは読み取れないですよね。やはりマンガの世界だったって事でしょうか。そうは思いたくないなあ・・・。
>>気になる事が一つ有ります。
>>内側の翼についてるエルロンは何の役目を果たすのでしょうか。
>>位置からしてフラップでしょうか?それとも風圧、あるいは機械仕掛けで動く
>>補助翼でしょうか?
う〜ん、補助翼でしょうけど、無尾翼機の場合は補助翼を上げないと飛ばないですもんね。この課題は少し難しすぎます。
宮崎駿さん、見てたらアドバイス下さい。 あ、いつもの所にメールしてくれてもいいですよ。(嘘)
MIMURAさん作 ”F/A-18号””SR71号”
ホーネットとブラックバードですね。
>>f/a18(失敗作)飛行:うまく投げられないため飛びません
>>(1メートル以下(笑)うまく飛べば4mはいけるだろうと思いますが)
>>sr71(ちっちゃめです)飛行:見かけによらずフワフワフワフワ飛びます
>>(6mくらい)
ホーネット、飛びそうですけどね〜。アップの写真がない為に詳しくは分かりませんが、飛行機の挙動で何かしらの方策が掴めるかもしれません。
ブラックバードは雰囲気でてますね。黒画用紙で作ったら迫力満点だったかもしれないですよ。
MIMURAさん作 ”U-2R号”
U-2Rといえば主翼がビヨ〜ンと長大で”怪鳥”というイメージがありますが、撮影角度のせいか、こちらはコンパクトにまとまって見えます。
>>u2r(結構デカイ)飛行:スィ〜〜っと飛んでくれます
>>うまくいけば10mは飛ぶかも(ヤッタ
いいですね!
ブラックバードと同様に、黒画用紙で作ったら更に雰囲気が出る事でしょう。
ジム、飛ばしたい気持ちは分かるけどつかみ方が間違ってるよ・・・。
チロりんさん作 ”ベジタリーL号”
今回のベジタリー号はいつもより軽くコシのある名刺を使用しているそうです。
>>胴体にするには薄すぎるので、四枚合板で作りました。
>>今回はいつになく軽く仕上がったと思います。
>>(ベジタリーLのLはLightのLです)
”軽さ”と”強さ”は相反するものなのでうまく両立させるのが難しいのですが、うまくいったみたいですね。
残材も少なく作られ、飛び具合も良好だったそうです。
チロりんさんの送ってくれる写真を見ると、なんかいつもほのぼのします。
お人柄。
MIMURAさん作 ”玉虫型飛行機号”
玉虫型飛行機というのは二宮忠八(1866〜1936)と言う人が考案した動力付きの有人飛行機です。忠八さんって江戸時代の生まれなんですね。ビックリ。
かなり実機を忠実に再現していますね。プロペラまでちゃんと付いています。こう言う骨格ムキだしの飛行機を軽く小さい紙飛行機で作って飛ばすのはかなり難しそうです。空気抵抗がモロに影響しそうですし。
>>飛ぶか心配だったんですが一応飛びます(笑)
ホ、本当っすか!? すごい。たまげました。どんな飛び方だったんでしょう。
後方から
ラジコンで再現されている方もいますね。
あぁ、RC実験工房さんって、やっぱりおもしろいなぁ。大好き。